裏垢女子ブログ

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キャラと恋するガチ恋女オタクのメリットと喜悲

※私は二次元オタクであり、「同担拒否」「推し」「ガチ恋」等、これらがアイドルオタク界隈の用語がルーツであることは承知しているのですが、今回は「非現実的な対象への恋愛感情」ということをメイン扱っているので、わかりやすい単語として全文通して使用しています。ご了承ください。

 

私は夢女子で、多分ガチ恋って奴です。

おまけに同担拒否で、独占欲もかなり強い。

しかも二次元のキャラクター相手です。

「え、二次元…?キャラクターに恋するとかマジでキモい」

そんな声が聞こえてきそうですが、これはあえて最初に言わせていただく。

んなこた言われなくてもわかってんだよ!!!!

と。

自分が気持ち悪いのは百も承知です。

本記事は、そういう方ではなく、「実はガチ恋なんだけど、周りに笑われそうで話せない」「ガチ恋で同担拒否だけど、一部の人のせいでイメージ悪くて大々的に言えない」「もしかしてこれってガチ恋…?」っていう隠れガチ恋orガチ恋予備軍の乙女のために

「自覚あって人に迷惑かけないならどんどんガチ恋しようぜ!!!」

という主旨で書いています。

あと、女オタクだけど女オタク界隈に馴染めない、はぐれ女オタクの与太話も少し。

気になる方はどうぞ、読んでいってくださいね。

目次
自分をガチ恋同担拒否と認めるまで
ガチ恋で同担拒否な自分を受け入れたら楽になった
女オタクが苦手な女オタクたちへ
同担拒否な私の心中
まとめ
自分をガチ恋同担拒否と認めるまで
私は、以前は自分のことをガチ恋だと思ってませんでした。むしろ、嫉妬深い自分が嫌いで仕方なくてそんな感情をひた隠しにしていました。

「私はガチ恋じゃないし、同担歓迎だよ〜〜〜」って本心をごまかして、推しが同じ人のツイッターとかチェックしてたんです。でも、そうしてると、次第に心に暗い感情が溜まっていったんですよね。私、自分で思ってたより心が強くなかった。

で、ある日突然「あ、これ無理だわ」ってなって。見るのやめました。

で、ガチ恋な自分を潔く受け入れました。

私、自分以外の知らない人が自分の推しについて話してたりするの無理だわって。夢小説は読めるけど、書いた人のツイッターは読めない、みたいな。

そして、ツイッターで、誰もフォローしない、誰からもフォローされない非公開アカウントを作り引きこもりました。

ガチ恋で同担拒否な自分を受け入れたら楽になった
ガチ恋同担拒否を受け入れると同時に、夢小説をめっっっちゃ書きました。死ぬほど書きました。
公開するとか考えると自意識が邪魔するので、iPhoneのメモ帳や鍵ツイッターでひたすら。

地の文書くのめんどくさかったらセリフだけとかでもとにかく書く。思いついたらメモる。

書き上がらないものの方が多いけど、書きあがったもののごく一部を、友人に見せたりもしました。

今でも書いてます。ストレス発散になる。

でもそのおかげで、自分が推しに何を求めてるのか、何故その推しのことが好きなのかと言うことを言語化できるようになったし、それらを通して「自分が他者に求めがちなもの」も見えてきたんです。

だってなあ、何本か書いてると、だいたい最終的に似たような展開になるんだよ!!!!😂😂😂😂

なぜこうなるかって言うと、自分が好きになるキャラクターってのは、自分の理想や願望、あるいは弱い部分を投影してることが多いからです。嫌いなキャラもしかり。

だから、ガチ恋の感情を認めることで、自分を見つめ直すことにもつながったんです。

だからね、たとえ対象が二次だろうと三次だろうと、これは恋愛感情だって自覚をして、それが自分を投影してるんだって自覚さえあれば、ガチ恋はガンガンやればいいと思う。

ガチ恋って、特に二次元は決して実らないって側面もあるけど、逆に言えば妄想の中で何かする分には現実ではだれも傷つけないで済む。無敵で安全。予測のできない行動でかき乱されないしね。

妄想の中なら推しと喧嘩しても大丈夫だし、死別ネタ書こうが平気だし。このネタ、なんで書きたくなったんだろう?ってあとから考えると、だんだん自分が見えてくる。自分が整理されていく。

実際の恋愛でもなんでも、感情を揺さぶられて、それをさらに自分で受け止められると、人って成長できるんですよ。

ただ、リアルでそれをやろうと思うと、相手が傷つくリスクがあるし、自分もダメージを負う。

その点、ガチ恋なら、自己の内面世界で完結しているものだから、安全な場所で自分の感情と向き合えるし、好きになる相手に自分が何を求めてるのかもわかる。

適切な自己理解は、人生が生きやすくなります。その点において、ガチ恋は、すごく安全なんですよ。

ついでに妄想消化して癒されるし萌えるし、一石二鳥✌️✌️✌️
あと、推しの死にも向き合えるしね……😭😭😭

ちなみに、私は超原作厨なので、一時期は「推しはこんなこと言わねえよ!!!」って二次創作にありがちな自己矛盾に陥って死んだりもしました。

でも、友人に「二次創作って基本的に満たされない感情の発露だから、キャラが多少違ってても書きたいもの書いたらいい」って言われて救われました。

っていうか本当にこの友人、夢女子でもないのに私の夢小説読んで感想くれる女神みたいな人なんですよ。いつも本当に感謝しております。

ちなみに「妄想と現実の区別がつかなくなりそう」って思うかもですが、実際は真逆ですよ。ちゃんとガチ恋な自分を認めて受け入れれば、むしろだんだん区別が付いてくる。


私は、リアルでも惚れっぽいし、ガチ恋は性分だし、多分やめられない。でも、認めたおかげで理性がちゃんと育ってきて、分別がつけられるようになりました。

推しの好きな部分を言語化できる…という、オタクとしての物心もついてきました。

ちなみに現実には旦那がいますけど、二次元の推しもどっちも大好きです。そして、旦那と推しそれぞれ求めてるものが違うっていうのも、ちゃんと自分でわかってます。

不倫はダメだけど夢小説ならオッケーだからな👌

私も今や、いつでも作品世界に没入して疑似体験まがいのことできるから、オタクが楽しいです。

それに形は人それぞれ。別に夢小説じゃなくても、夢絵でも、コラージュでも、手紙でも。あと、聖地巡礼したり、日常生活でデートの妄想するのも、結構楽しいよ?

▼ちなみにこの記事を書くきっかけになったnoteはこちら。こんな感情的な私の記事よりはるかに冷静に優しくかつ丁寧にガチ恋を肯定してくれてるのでオススメです。笑

 

 

女オタクが苦手な女オタクたちへ
ここから先は、女オタクとしての私の個人的な価値観の話になるので、少しデリケートな話になります。

ごめんなさい、ほんと、愚痴も入ってるので、攻撃する意図はないんですが、不快になったらすぐ読むのやめてください。

私は腐女子、夢女子両方の属性持ってる雑食オタクです。根っこは夢女子、推しの絡むNLは地雷、推しの絡むホモはOKというスタイルです。

ただ、女オタク界隈って、腐女子と夢女子におーーーーっきな溝があるように見えるんですよね。両方こじらせてる人もいますけど、基本的に住み分けしてる。

腐女子の中には「夢女子キモい死んで」って言う人もいれば、夢女子の中には「腐女子ムリです」って言う人もいる。

(あ、ガチ恋の人には腐女子むりな人多いと思います、すみません。そのあたりは配慮します。ぼくわるい腐女子じゃないよ)

「誰かの萌えは誰かの萎え」であり、逆も然り。もちろん住み分けは大事だと思うんです。お互いが快適に過ごすために必要なことだと思う。でも、上に書いたみたいな互いをdisりあう言葉を見るとすごい嫌な気分になるんですよね。まあいい気分する人はおらんやろうけど。

そういう事情を見てると、夢女子と腐女子のキメラは、どちらかに相対する時、必ず半分ずつ隠し事してるみたいな気分になるんですよねえ……。

だから、それがイヤで、住み分けができなかった私は、引きこもることで自衛することにしました。

上にも書いたけど、一人ツイッター鍵アカウント作りました。

で、一人ツイッターやってみて思ったのは、自分の妄想しかないツイッター超快適だし、気分によってホモも夢ネタも鍵だから気にせず書ける。

確かに「一人で何やってんだろ」って虚無に落ちることもあったけど、心ない見知らぬ人の言葉に傷つくこともないし、他人に気使って自分閉じてるより遥かに楽だった。

あと時間が経ってから読み返すと、自分のネタに結構萌えられるという自家発電機能つき……最高かよ。

で、これを通して何が言いたいかって言うと「作品との向き合い方は人それぞれ、合わないと思ったら離れればいい」ってことです。

……まあ、本音を言うと、そりゃ同人即売会とかで楽しんでたり、打ち上げでキラキラしてるツイートとか見るとすごい羨ましいし、オタ友たくさんでオタ充してる人見ると心底羨ましいですよ。

面白いツイートたくさんする作家さんも、ほっこりする作風の作家さんも知ってるし、大好きな人もたくさんいます。本もたまに買うし。そういう人はリストに入れて能動的に見てる。

あと私はだいたい大手CPの逆CPにハマることが多く、かつ逆CP地雷だから「同担が/めっちゃ好きな神絵師が逆CP」という地雷を踏みやすい。

だから私はキラキラ手の届かない場所を羨んで苦しむより、自分を守る方を選びました。少なくとも私は、思ってたより自分が強くなかったって気付いてしまったんです。

地雷少ないと思ってたけど、少ない地雷でも当たりやすくて、踏み抜かれた時のダメージがでかいし、あと対人恐怖こじらせてたり、人の感情を吸っちゃう体質だから、女オタク界隈歩いてるだけで「楽しい」より「しんどい」が勝ってしまった。

「このままじゃ、作品すら、キャラすら嫌いになる」と思ったからこその自衛をしたんです。そんなのオタクである意味がない。

正直、ガチ恋も同担拒否も風当たり強いと思う。おまけに腐女子にもなり切れず、夢女子にもなり切れず……だからこそ、私は自分で自分を守りました。

でもそのおかげで、キャラや原作を好きな気持ちを3年間持ち続けられたし、こうしてまた、発信の場でオタク絡みの記事を上げられるようになるまで回復した。

だから、もしあなたが今ハマってる界隈で「イヤだな」って思うことがあったら、無理することなんてない。

好きな作品が同じでも、あなたの作品に対する姿勢を否定されたり、なにかを我慢したり偽ってなきゃいけない場所にはいなくていいと思う。

一番大事なのは「作品が好き」「キャラが好き」っていうあなたのその感性だと私は思うから。

あと萌え語りは、同じ趣味嗜好の友人と共有するのもいいけど、信頼できる聞き上手な友人に聞いてもらうってのでも、案外楽しいもんですよ。

同担拒否な私の心中
なんか、えらそうなこと言ってる私ですけど、内に秘めた感情はほんと、こじらせたガチ恋で同担拒否、まんまですよ。

リアルイベントに行くと、推し被りの有象無象に対しては、否応無しにどす黒い感情が湧きます。

だから、独占欲こじらせて人の痛バッグから缶バッヂむしりとる気持ちも、まあ、わかる。ラバスト無限回収したくなる気持ちも、まあ、やらんけどわかる。

でも、基本的にそれを表には出しません。

見て見ぬ振りをします。余裕があれば「私の推し人気だなあ、嬉しいなあ」と高みの見物決め込みます。

なんでそれができるかっていうと、割り切ってるからです。

自分が過去に恋愛で嫉妬こじらせてえらいことになった経験あるってのもそうですけど、独占欲とか所有欲とか嫉妬とかは、生き物としての仕組みです。

食欲か性欲のどっちかから来てるか忘れたけど、要は本能に由来した、誰にでもある感情なんですよ。

それをどう処理してるかの違いが人によって変わるだけで。人間なんてそんなもんです。

で、我々は動物であると同時に人間という社会動物でもあるから、法律は守らんとねっていう。法律は守ってくんないけど。

あと、恋愛感情はアドレナリン出てるだけだし、時間が経てば勝手に収まるものでもあったりするし……なんて、無駄に達観しすぎですかね……?

と言いつつも、全力で楽しむ時は心臓が脳みそになるので「あーー推しくんありがとう🙏🙏🙏生きててよかった👏👏👏😭😭😭」とか普通に言いますよ。笑

うーん、まああとは、嫉妬してしまうような対象には関わらないのが一番。自分の地雷を踏み抜かれそうな人には近寄っちゃダメ。コントロールできないから近寄らない。その点に関しては、自分を信用しない。

あと、私は自分の推しが他人と被る事より、ジャンルのイメージが悪くなるのがイヤなので、普段はただのファンとして、お行儀よく生きています。リアルイベントで推しの痛バッグを持ち歩く全開オタクを暗い目で眺めながら😌😌😌
(ちなみに痛バッグ、愛と熱意がこもってて好きですよ。私は作れないから尊敬する👏👏👏)

ちなみに私が赤の他人を敵視するのは、対人恐怖から来る自己防衛と認知の歪み、わかりやすくいうと「本当は仲良くしたいの裏返し」なので、友好的に来てくれた人には「うんうん、いいよね〜✨✨✨」ってなるんですよ。案外チョロい。

だから、友人はモロ推し被りしてますが、あんまり嫉妬とかないです。ないことはないけどちゃんと処理できる。それに、見てるところも違うし、「彼女ならいいか」という謎の感情もある。

まとめ
長々とすみません。

ようは自分の感情を整理するのにガチ恋は安全かつ有効な方法だよって言いたかったんだ。

少なくとも、私はガチ恋を受け入れたら楽になりました。

だから、もしあなたも、二次でも三次でも、思い浮かべるだけで頭がぼーっとしてしまうような、淡い恋心を抱く推しがいたら。

それが届かぬ恋と知ってなお、押し込めるのが辛かったら。現実と妄想の区別がつけられるなら、どんどん消化したほうがいい。

「実は私、ガチ恋なんだけど周りには笑われそうだから、黙ってる」っていう人は、そんな「周り」はほっといて、こっそり推しとイチャイチャする妄想でもしてください。それかフィギュアかもちます連れて旅行でも行こう。

その方が絶対幸せだし、成長するし、周りに優しくできるようになるよ。

ただ同担には同担の、それぞれの愛があるから、他人の恋路は邪魔しちゃダメだぞ。お姉さんとの約束だ。